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銀行と消費者金融

銀行と消費者金融

ルーツを辿れば銀行と消費者金融は同じ根っ子に行き着きます。

銀行は古代ギリシャに誕生した「両替商」が、そのルーツだと言われています。

古代ギリシャは統一された国家ではなくそれぞれが独立した都市国家の集まりで、貨幣はそれぞれの都市国家が勝手に発行していました。

ですから別の都市国家に行くと、持っていたお金を両替してもらわなければいけなかったので、両替商という商売が誕生しました。

これは現在の海外旅行をする時と同じですね。

日本でも両替商は室町時代に誕生し、江戸時代にその全盛期を迎えました。

両替商の初期の役割は古代ギリシャと同じく手数料を取っての貨幣の交換でしたが(例えば小判を銅銭に変えるなど)、その後両替商は大名、旗本、御家人などに対する貸金業を始め、これで大儲けをして巨大な財力を持つ様になりました。

明治時代になると両替商は銀行に衣替えをして、その後紆余曲折を経ながら生き残ったのが現在の都市銀行と呼ばれる大手銀行です。

そしてこの都市銀行の地方版として各地に誕生したのが地方銀行であり、中小商店などが資金調達の手段として仲間内で始めた「無尽」が進化したのが相互銀行、すなわち現在の第ニ地銀と呼ばれる銀行です。

要するに様々な業務をしていても銀行の本質は消費者金融と同じ貸金業です。

ただ戦後の日本では産業復興が急がれた為、銀行は主に企業に対する貸付を優先し、個人は企業に融資する資金を預金として調達する為の存在と考えていました。

その銀行の隙間を突いて、個人相手の小口、無担保、無保証の貸付を始めたのが消費者金融です。

企業融資で十分に儲かった時代、銀行は消費者金融の様な個人相手の小口融資は見向きもしませんでしたが、その後時代は一変して力のある企業は銀行からの間接金融に頼らず、自力でマーケットから直接資金調達をする様になり、従来からの銀行のビジネスモデルは崩れ去りました。

その為、今では銀行も消費者金融と提携するなどして個人融資に力を入れる様になり、銀行と消費者金融の垣根がどんどん低くなっています。

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